北野緑生園

北野緑生園

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京都 俵屋旅館 第ニ話

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祇園祭りのかたずけが終わった後の京都の街中は少し静かだ。

連れの方が少々遅れて夜になるとの事。まだ時間があるので、じっくりと庭を楽しめる。

一人で過ごすこの時間…時計を捨てたくなる…。

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とても薄くて軽い俵屋のTマークがデザインされたコップに水を注いで、翠の部屋しか鑑賞出来ない、夏の蒼青しい、いろはもみじを観ながら喉を潤す。美味い。

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隣には庭に向かってデスクワークが出来るスペースがある。

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   ライトにも造作していて光の加減で写り方に仕掛けがあり、非常に凝った造りになっている。お粗末ながらここに篭り自分史を書きたい!と思うけど、私の読者は皆無なのでやめとこう。そして私は小さな冷蔵庫からビールを選択した。

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  蕨餅を女中さんがお出ししてくれた。7月は生の竹を素材に使っている。今回俵屋を訪れる前に常連さんに教えて頂き、ある女中(注釈1)さんをご指名させて頂きましたが、その方は俵屋相伝の本の中で写真掲載されているご経歴のあるお方です。女中さんのお名前は省略させて頂きますが、佐藤年さんのもとで教えを長年積まれた方。この女中さん(誤解の無い様に裏方さん全員の方も含めて。)のお仕事を言葉で表すなら、綺麗で美しい。

東京オリンピックの選考プレゼンで女性タレントが、お。も。て。な。し。と言っていたが、あれはどこかのプロのスピーチライターの戦略だろう。少し日本語の意味が違う気がした。

俵屋のおもてなし。とは毎日のお迎えからお送り出しまで行う事だが、この当たり前が訪れる客人に感動として感じることが私には出来た。

再度この旅館を訪れるならば、是非女中さんはご指名された方が良い。俵屋の料理や部屋の写真等は他のbloggerの方々が沢山お書きされていますので、見識不足の私が講釈を述べる程では無いが、女中さんの指名の事をお書きになられている方は希少だ。素振りを見ていて俵屋の方に学ぶ事は多い。せっかく時間を作って京都俵屋旅館に来たのだから俵屋の歴史、人物等、気さくに何でも上手に楽しくお話ししてくださるので、京都の旅をさらに満喫できる。俵屋の良いところは、物や人物に触れることで自分の知識や見聞を高めらる事だ。外資系アッパークラスと俵屋を比べてサービスが如何とか沢山の御託を並べるブロガーを見掛けるが根本的に違うと思う。20年前の日本にインバウンドと言う言葉が無かった時代に、俵屋を定宿としていたスティーブジョブスはある方をご指名だったらしい。当時のジョブス氏に俵屋の感想は?と聞いてみたかったなぁ。

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俵屋の玄関を上がり、真っ先に目に映えるのは坪庭の花。

俵屋迎えの花。坪庭を見ながら各部屋(俵屋さんの見解では、庭が眺める一階部屋はスイートクラス)への標(しるべ)はそれぞれの花や小物で記されている。

月毎に季節を物語る時節の花が飾られる。坪庭の写真はお月見のウサギが鎮座していて背後は、矢筈ススキ、桔梗、秋海棠がある。プロの写真本で見るより思ったより小さい世界と思うかも知れないが、この坪庭のサイズ感が300年前に絶妙に計算され設計されているのだ!大昔の日本人の木造建築技術に感嘆する。自分の目前で見る坪庭のいけばなの迫力と演出のセンスの感動はとても大きな世界がある!

いまこの記事をお読みくださる貴方の心にも間違いなく響く筈だ。

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苔で覆われた蹲踞には水があり、清新な雰囲気に夏の涼しさを感じる。

俵屋の時の静けさに自分の居場所をきっと見つけられるだろう。

(注釈1)私見ですが、昨今世界でSDGSと掲げてられますが、京都の語句にある芸子、舞子さんの様に俵屋の記事のお話しに限り、敢えて女中さんとお呼びさせて頂いております。


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